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画像診断センター

放射線治療

放射線治療とは、エックス線や電子線などの放射線を用いて、がんを安全かつ効果的に治療する方法です。
放射線はがん細胞内の遺伝子にダメージを与え、がん細胞を壊し、腫瘍を縮小させます。正常細胞も同じようにダメージを受けますが、自分自身で修復することができます。
リニアック(直線加速器)という大型の機械で高エネルギーの放射線を作り、これを照射して治療します。

リニアック

リニアック

治療の進め方

病気の状態に合わせて、放射線治療のみで治療を行うこともありますが、手術や薬物療法と組み合わせて放射線治療を行うこともあります。
実際に治療を行う前に専用の装置を使って治療計画を立てます。
医師はできるだけ多くの正常組織がダメージをうけないように計画を立てます。

例えば、図2は前立腺がんに対する放射線治療の計画図です。
6方向から前立腺をねらい打ちします。
このようにいろいろな方向から照射することで、前立腺の周りにある正常組織(膀胱や直腸)へのダメージを減らします。

前立腺がんの治療計画図

図2

図3は乳房温存手術後の乳がんに対する放射線治療の計画図です。
乳房全体に2方向から照射し、術後の乳房内に残った小さな腫瘍を根絶する目的で治療します。

乳がんの治療計画図

図3

ほかにも、骨や体のほかの部分に広がったがんによる痛みなどの症状を緩和するための治療も行っています。
放射線治療には放射線治療医、放射線技師、看護師がそれぞれ専門知識をもって治療業務に携わっています。