診療科・部門紹介
泌尿器科
特長    学会認定施設    スタッフ紹介    主な対象疾患
主な手術・治療・検査とその実績    地域連携パス    外来担当医表

特長

プライマリーケア(総合的な医療)から先進医療まで、地域の皆さんから安心していただける診療体制をめざしています。
また、地域の中核病院として大病院にはないアットホームで、きめの細やかなケアが提供できるよう心がけております。
当科では、泌尿器科一般の診療を行っておりますが、特に、がん治療、尿路結石、前立腺肥大症を中心に診療をおこなっています。

がん治療
地域がん診療連携拠点病院として特に治療の充実を目指しています。
診断においてはCT、MRI、シンチグラフィー、PET/CTなどの検査が可能です。
また前立腺がんに対する腫瘍マーカー(PSA)検査、前立腺生検では、川口市の泌尿器科医で地域連携クリニカルパスを作成し、地域の医師の方との連携を強化し、どの施設でも同じ診断基準で検査、フォローが可能であるようにしました。
特に前立腺生検では、MRIで検出された部位を超音波画像による生検で確実に採取できる技術である「MRI/超音波画像下前立腺生検」が平成28年より厚生労働省より先進医療として認められ、当院では平成28年8月より国内で2施設目として開始しています。
治療では、腹腔鏡手術を積極的に施行してきましたが、平成29年より3D腹腔鏡を導入しました。放射線治療では平成29年秋より強度変調放射線治療(IMRT)を導入します。薬物治療としては最新のホルモン治療薬、抗癌剤治療薬、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤、放射線医薬品を使用できる体制を整えており、患者さんの状態、病気の状態、社会的状況に合わせた最適な治療を選択していきます。

※ MRI/超音波画像下前立腺生検は厚生労働省から承認された先進医療となります。

MRI検査室

超音波画像下前立腺生検機器「Biojet」

尿路結石
投薬治療では改善しない方には、体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)、およびレーザーを用いた経尿道的腎尿管結石破砕術(TUL)、経皮的腎結石破砕術(PNL)が可能です。3つの方法を駆使して、結石の位置、大きさ、患者さんの状態、希望に応じて安全で確実な方法を用いていきます。

前立腺肥大症
投薬治療では改善しない方には、内視鏡的前立腺切除術(TURP)、ステント挿入、開放手術まで、 患者さんの状態に応じた治療が選択できるようにしています。

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学会認定施設

日本泌尿器科学会専門医基幹教育施設

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スタッフ紹介

主任部長   橋本 恭伸 (はしもと やすのぶ)
医 長   橋本 雪司 (はしもと きよし)
医 員   池田 敬至 (いけだ たかし)
医 員   長坂 直樹 (ながさか なおき)
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主な対象疾患

腎臓、膀胱、尿道といった尿に関連した臓器のみならず、前立腺、精巣、副腎といった生殖、ホルモンに関連した臓器の病気も扱います。
膀胱炎などの内科的疾患から、がんの手術といった外科的疾患まで、非常に守備範囲の広い病気を扱っています。

当科で扱っている主な疾患
 ・腫瘍(前立腺がん、腎がん、膀胱がん、腎盂尿管がん、精巣腫瘍、副腎腫瘍など)
 ・尿路結石(腎結石、尿管結石、膀胱結石など)
 ・前立腺肥大症
 ・感染症(膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎、精巣上体炎、尿道炎など)
 ・膀胱機能障害(神経因性膀胱、尿失禁)
 ・小児泌尿器科疾患(包茎、陰嚢水腫、停留精巣、ソケイヘルニアなど) (6歳以上)
 ・その他(包茎、陰嚢水腫など)

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主な手術・治療・検査とその実績

前立腺がん
前立腺がんは、初期にはがんに特有な自覚症状はありません。 したがって、大部分の方が、健診あるいは近医で腫瘍マーカー(PSA)の検査を受け、異常を指摘された後に来院されます。
外来では問診の後、直腸診、経直腸的超音波検査などを施行し、がんが疑われる場合には、前立腺針生検を行います。
特に前立腺生検では、MRIで検出された部位を超音波画像による生検で確実に採取できる技術である「MRI/超音波画像下前立腺生検」が、平成28年より厚生労働省より「先進医療」として認められ、当院では平成28年8月より国内で2施設目として開始しています。
MRIでがんが疑われる部位が明かな患者さん、および1回目の生検では陰性だったけれどもその後PSAがさらに上昇し2回目以上の生検が必要になった患者さんには強くお勧めする検査方法です。1〜2%の方に発熱、出血などを伴うことがありますので、 日帰り手術センターを経由し、検査日から翌朝までは入院の上観察させていただいております。
当院では手術療法、放射線療法、内分泌治療をはじめとした薬物治療が可能です。
手術療法では腹腔鏡手術を積極的に施行してきましたが、平成29年より3D腹腔鏡を導入し、より正確で安全な手術を導入しました。
放射線治療では平成29年秋より、強度変調放射線治療(IMRT)を導入します。より副作用が少なく高エネルギーの照射をおこなうことが可能になります。
薬物治療としては、認可されている全ての最新のホルモン治療薬、抗癌剤治療薬、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤、放射線医薬品を使用できる体制を整えており、患者さんの状態、病気の状態、社会的状況に合わせた最適な治療を選択していきます。
その他の選択肢としては、小線源治療・陽子線・重粒子線治療については、ご希望があれば当院より紹介させていただきますのでお気軽にご相談ください。

膀胱がん
膀胱がんの多くが、排尿痛を伴わない血尿で来院されます。 したがって、痛くもないし、1日で血尿が止まったから大丈夫というのは大変危険です。男性に多く、有機溶媒などを扱う職業の方に多いと言われています。
膀胱がんは表在性と浸潤性の2種類に分けられます。
表在性の多くは内視鏡的に腫瘍を切除します。しかし、切除しても膀胱の別のところに再発を繰り返すという特性を持っており、 再発率を下げる目的で、抗がん剤の膀胱内注入、BCG療法などをおこなっています。
平成28年より腹腔鏡下膀胱全摘除術を開始し、良好な成績を得ています。
浸潤性は、もはや切除のみでは治療は不可能ですので、膀胱全摘除術をおこないます。
摘出後の尿路再建として、当科では、自分で排尿が可能な、代用膀胱での尿路再建を積極的に行っています。
また、浸潤がんでの治療の基本は膀胱全摘除術ですが、切除が不可能な場合や、希望されない場合は、内視鏡切除後、抗がん剤や放射線治療を用いる集学的治療を実践しています。

尿路結石
尿路結石は、5ミリ以下のサイズのものは、自然排石することが多いため投薬治療が基本となりますが、1センチを超えるものは自然排石の可能性が低く外科的治療の対象となります。
また1センチ以下のものであっても、痛みが強い場合や、発熱や水腎症を伴う場合も治療の対象となります。
当院では、体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)、経尿道的腎尿管結石破砕術(TUL)、経皮的腎結石破砕術(PNL)の3つの方法を駆使して、結石の位置、大きさ、患者さんの状態、希望に応じて安全で確実な方法を用いていきます。また、総合病院の強みを活かし、循環器系などの併存疾患を有している患者さんの治療も安全に施行することが可能です。お気軽にご相談ください。


主な手術の件数

腫瘍関連 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
前立腺全摘除術 (腹腔鏡下手術件数) 28 28 13 5 15(15)
根治的腎摘出術 (腹腔鏡下手術件数) 16 17 12 13(8) 9(9)
腎部分切除術 6 6 4 2 5
腎尿管全摘除術 (腹腔鏡下手術件数) 9 9 9 10(9) 15(5)
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT) 90 76 77 77 124
膀胱全摘除術 (腹腔鏡下手術件数) 9 4 4 4 10(4)
腹腔鏡下手術 30 32 25 17 35
前立腺生検 179 140 126 13 143
MRI/超音波癒合画像下前立腺生検(2016年8月より) - - - - 25
前立腺肥大症 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
経尿道的前立腺切除術(レーザー前立腺核出術を含む) 26 20 39 16 14
尿路結石 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
体外衝撃波結石破砕装置(ESWL) 147 167 125 80 107
経尿道的腎尿管結石破砕術(TUL) 33 21 40 8 43
経皮的腎結石破砕術(PNL)         5
  2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
年間手術総件数(ESWLを含む、前立腺生検含まず) 456 529 471 290 613
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地域連携パス

前立腺がんに対する腫瘍マーカー(PSA)検査・前立腺生検は、地域連携クリニカルパスを活用しています。
地域連携パスは、どの施設でも同じ診断基準で検査、フォローが可能となります。
 ■クリニカルパスについての詳細はこちら
 ■医療機関の方へ PSA地域連携クリニカルパス(PDF)

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