診療科・部門紹介
消化器内科
特長   学会認定施設   スタッフ紹介   主な対象疾患   Q&A
肝臓病教室    外来担当医表

特長

消化器内科では、下記について特に力を入れています。
 1:C型慢性肝炎、B型慢性肝炎の抗ウイルス療法(肝硬変、肝がんの予防のために)
 2:肝がんの内科的治療(ラジオ波焼灼術、エタノール注入療法、肝動脈、塞栓術、経口抗がん剤治療など)
 3:食道、胃や大腸の早期がんに対する内視鏡的粘膜切除術、内視鏡的粘膜下層剥離術(内視鏡でがんを切除する方法)
 4:消化器がんの抗がん剤治療

学会認定施設

日本消化器病学会認定施設
日本消化器内視鏡学会指導施設
日本肝臓学会認定施設
日本内科学会認定医制度審議会教育病院

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スタッフ紹介

主任部長   松井 茂 (まつい しげる)
部 長   小柳 佳成 (おやなぎ よしなり)
部 長   濱田 清誠 (はまだ きよしげ)
部 長   佐野 弘仁 (さの ひろひと)
医 長   眇 秀明 (たかすぎ ひであき)
医 長   吉原 靖典 (よしはら やすのり)
医 長   西垣 佑紀 (にしがき ゆうき)
医 員   井上 良介 (いのうえ りょうすけ)
医 員   稲本 林 (いなもと りん)
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主な対象疾患

食道・胃・十二指腸・大腸などの消化管の病気や、
肝臓・胆のう・膵臓などの病気全般を扱っています。

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Q&A

Q1.C型肝炎、B型肝炎は治るのですか?
A1.
C型肝炎は、ここ数年でインターフェロンを使わない、飲み薬だけで治る治療ができるようになりました。
これらの薬は90%以上の確率でC型肝炎ウイルスを駆除(消してしまうこと)することが可能で、副作用もほとんどありません。
これらは初期の肝硬変に使用することも可能です。
B型肝炎は、現在の医学ではB型肝炎ウイルスを完全に駆除することはできません。しかし、飲み薬でほとんどの患者さんのウイルス量を減らし、肝機能を正常化することが可能です。
また、患者さんによってはインターフェロン治療を行うこともあります。
また、C型肝炎、B型肝炎の治療費を、全国の都道府県が助成する制度があります。
C型肝炎、B型肝炎を治療することにより、肝炎の進行を抑え、肝がんの発がんを抑えることができますので、積極的に治療することをお勧めいたします。 ここ数年で著しく治療は進歩しましたが、日本にはまだ、自分がC型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルスに感染していることに気付いていない方が多数いることがわかっています。C型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査で簡単にわかりますので、ぜひ1度肝炎ウイルス検診を受けてください。
肝炎ウイルス検診は多くの医院や病院で、無料から低価格で受けることができますので、お住まいの市、県のホームページを見たり、かかりつけの先生にご相談してください。

Q2.ピロリ菌を退治すると胃潰瘍は再発しなくなるのですか?
A2.
胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんは積極的に除菌することをお勧めいたします。
現在3種類の薬を1週間内服して治療しますが、約90%の確率で菌が消えます。
副作用はほとんどありません。
除菌に成功しますと潰瘍が再発しにくくなります。
もし除菌に失敗した場合はもう一度、薬を変えて治療ができます。
それにより1回目の除菌で失敗した人のうち約95%が除菌できます。
この菌は胃がんの原因のひとつですから、その点からも除菌した方がよいと思います。

Q3.胃がんを内視鏡で切除できると聞きましたが、本当でしょうか?
A3.
本当です。
食道でも、胃でも、大腸でも、条件に合う早期のがんなら、内視鏡で切除できます。
大腸なら、外来あるいは1泊入院で切除することが多いです。
胃、食道の場合は、1週間前後の入院が多いです。
以前なら手術をしていた病気が内視鏡で治療できる時代になってまいりました。

Q4.肝がんの治療にはどんなものがあるのですか?
A4.
肝がんの治療には、
肝がんの大きさ、数、場所、血管侵襲の有無、リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無などの腫瘍因子の他に、
肝臓の力(予備力)が治療方針に大きく影響します。
これらを精査して、患者さんにどの治療がベストかを決めます。
手術、局所療法(ラジオ波焼灼術、エタノール注入法)、肝動脈塞栓術、動注化学療法、経口抗がん剤など
種々の方法があります。
患者さんと相談して、それぞれの患者さんに一番よい治療法を選択しております。
特にラジオ波治療は手術に匹敵する治療効果が得られます。
※ラジオ波焼灼術とは肝がんに針を刺してラジオ波で焼く方法です。肝がんの完全壊死が可能です。
※エタノール注入法とは肝がんに針を刺してエタノールを注入してがん細胞を殺す方法です。
※肝動脈塞栓術とは肝がんに栄養を与えている血管を詰めて栄養がいかなくなるようにして、肝がんを小さくする方法です。
※動注化学療法とは、抗がん剤を肝がんに注入して肝がんを小さくする方法です。
当院は地域がん診療連携拠点病院でありますから、肝がんの治療にも力を入れております。

Q5.最近胸やけがしますが、胃が悪いのでしょうか?
A5.
最近増加している胃食道逆流症(逆流性食道炎を含みます)だと思います。
内視鏡検査をすればはっきり診断がつきます。
酸分泌抑制剤などの薬で改善しますが、
食事の注意(油濃いもの、甘いもの、すっぱいもの、アルコールなどよくありません)も必要です。
猫背、肥満もよくありません。
寝る時は枕を高めにして、やや左側臥位にすると胃液が逆流しにくくなり、胸やけが少なくなるでしょう。

Q6.ナッシュ(NASH)と言われたのですが。
A6.
非アルコール性脂肪性肝炎のことです。
アルコールを飲まないのに、アルコールを飲みすぎている人と同じような肝臓の病気が起こります。
その原因は肥満、高脂血症、糖尿病などです。
これも肝硬変に至ることがあるのです。
肝がんに進展することもあります。 生活習慣病ですから、普段の摂生が大切です。
食事療法、運動療法が基本で、必要あれば薬物療法も行います。

Q7.治験を勧められたことがあるのですが、恐いような気がしますが、どうなんですか?
   人体実験のような気がしますが・・・?

A7.
恐くはありません。
新薬の効果と安全性を調べるために行うのですが、安全性に最重点をおいて行います。
日本医師会の治験促進センターの言葉を借りると、
「今、病気と闘っている人がいます。そして、新しい薬の誕生を心待ちにしている人がいます。
治験とは新しい薬が世に出るために必要な臨床試験です。」
とあります。
即ち、治験をして、データを集積して、厚生労働省がそれを分析して効果と安全性を確認して、
新薬が世に出てすべての人がその恩恵にあずかるのです。
治験とは世のため人のためであります。
ですから、治験を勧められたら、可能な範囲で積極的にご協力をお願いできればと思います。
私たちは治験をいくつも行ってまいりました。
ピロリ菌の除菌、C型慢性肝炎のインターフェロン治療、過敏性腸症候群、
胃食道逆流症(逆流性食道炎)、十二指腸潰瘍などです。
多くの患者さんのご協力のお陰で、世の中に貢献できたと思っております。
今後とも治験にご協力していただければと思います。

◎治験についての詳細はこちらに掲載しています。

Q8.肝硬変の夜食には何がいいのですか?
A8.
例えば夕食を18時にとり、朝食を8時にとったとします。
そうしますと夜間14時間の絶食時間があるわけです。
健康な人の肝臓には十分量の糖分が貯蔵されていますが、肝硬変では糖分の貯蔵が少なくなっていますから、
不足した糖分を補うために筋肉が破壊されてしまいます。
そこで就寝前に夜食をとって、夜間に栄養不足にならないようにするのが、夜食療法です。
1日の総カロリーは2000キロカロリーのままで、約200キロカロリーの夜食をとるのがよいのです。
おにぎりでもいいし、クッキーでもよいのですが、一番よいのは肝不全用経口栄養剤でしょう。
なぜなら必須アミノ酸であるBCAA(分岐鎖アミノ酸)を多く含み、
その他に糖質、脂肪、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく含んでいるからです。
まさに最高の夜食と言えますし、これにより肝硬変の患者さんの予後が改善するのです。

Q9.済生会川口総合病院は緩和ケアをやっていますか?
A9.
多職種(医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど)からなる緩和ケアチームがあり活動しております。
患者さんの苦痛のコントロールや精神的ケアなどを行っております。
平成19年4月からがん対策基本法が施行されておりますし、
当院は地域がん診療連携拠点病院でありますから、緩和ケアにも力を入れていく所存です。
がん相談支援室もございますし、がんに関係する諸々の相談事に対応できるようにしております。

◎がん治療への取り組みについての詳細はこちらに掲載しています。

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肝臓病教室

医師・看護師・薬剤師・管理栄養士が、肝臓病の診断・治療・予防・薬・食事・生活などについてお話をします。
肝臓病の患者さん、ご家族の方、肝臓病について詳しく知りたい方、どなたでもご参加いただけます。
年に3回程度、定期的に開催いたしますので、皆さまお誘い合わせの上、ぜひお越しください。

詳細や開催スケジュールについてはこちらをご覧ください。

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