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放射線技術科

PET/CT検査とは

がん細胞は無制限に増殖を続けるため、正常な細胞と比べて約3~8倍のエネルギー(ブドウ糖代謝)を必要とします。PET検査は、体内でブドウ糖代謝と同じ働きをする18F-FDG検査薬に目印となる放射性物質をつけて注射し、それが身体のどこに集まるかを画像化することで、がんを発見する検査です。同時にCT撮影を行い臓器(肺野)の観察もしています。
PET/CTは、原発巣が発見しにくい原発不明がんの診断、悪性リンパ腫といった、全身の広範囲に及んでしまうような病変の場合には、頭頂部からつま先まで1回の検査で全身検索ができるメリットがあります。

PET/CT検査(心サルコイドーシス)

18F-FDGというブドウ糖によく似た放射性の薬剤を注射し、体内の糖代謝の状態を画像にする検査です。
心サルコイドーシスは、心筋内に多数の炎症細胞が含まれ、糖代謝が盛んでFDGが集まります。しかし正常の心筋も糖をエネルギーとしているためFDGが集まり、病巣との区別ができません。
そこで長い時間、絶食状態にして血糖値を下げると、心臓は脂肪酸だけを代謝につかうようになるためFDGは集まらなくなります。この働きを利用するため、心サルコイドーシスのFDG-PET検査を行うための絶食時間は24時間になります。
この検査については、通常より長い絶食時間が必要になることをご理解下さい。
18FDG-PET/CT検査保険適用の概要 (平成30年3月保医発0305第1号より転記)

心臓サルコイドーシス:サルコイドーシスにおける炎症部位の診断が必要とされる患者に使用する。(18FDG-PET/CT検査保険適用の概要:平成30年3月保医発0305第1号より転記)
この検査は、2012年から保険適応となっております。

心臓FDG-PET


【正常血糖】
心筋部にFDGが高集積

【低血糖】
心筋部のFDG集積低下

心サルコイドーシス疑い 心臓FDG-PET


【治療前】
60歳代女性、肺門・縦隔リンパ節に早期相から高度の集積が存在しており、心筋壁にもpathyな集積が見られる。


【ステロイド治療1カ月】
プレドニン薬物治療開始し、1カ月の確認PET画像で、前回見られた異常集積はいずれも喪失。

診療PET/CT(医療機関のみなさまへ)

診療用のPET/CTに関しては保険適応となる疾患が国から定められていますので、主治医からの情報提供書を参考にして、保険・自費の確認をさせていただいています。ご依頼につきましては、下記「医療関係の方・PET/CTのご予約について」をご参照ください。

医療関係の方・PET/CTのご予約について

検診PET/CT

当院は「総合がん検診」にも力を入れています。
PET/CTは、一度の検査で全身の広範囲に及ぶ多くの種類のがんを早期に発見できる検査で期待されていますが、見つけることの困難な種類のがんも存在することから、「CT、MRI、超音波、血液検査」を併用する総合がん検診が望ましいとされています(がん検診ガイドライン:日本核医学会 PET核会医学分科会 編)

健診・人間ドック・PET/CT